祝!昇進!
2007-03-31 17:00:00
早いもので三月も今日が最終日。春期講習会も折り返しを向かえ、新しい受験戦争の幕が開けます。そんな季節に朗報?を発表します。(←うれしいので今日は「ですます調」です)
実は私、四月一日付けで昇進します!
今まで平社員でしたが、明日から校長の補佐役のような役職になります。普通の会社にたとえたら、校長が課長なら係長といったところでしょうか。
学習塾だと、ひとつの建物の中で部署が分かれているタイプの会社と違い、各校舎がひとつの会社として独立したような経営になります。そのため、校長は自分が担当している校舎の社長として、生徒の獲得や合格実績を伸ばせるように努力します。チェーン店の支店の店長のようなものだと考えてもらえればOKです。
今回、私が就く校長の補佐役のような役職は、校舎を構成する人員の中でナンバー2の地位です。この役職を2、3年程度順調にこなせば、校長職が手の届くところに転がり込んできます。
友人たちから「おめでとう」と声をかけられるのはもちろんですが、中には「ご愁傷様」という奴もいます。この役職は、校長以上にハードな役職なんです。
校長は先ほどもいったように、いわば会社の社長です。何かクレームが起きたとき、最初に社長が出て行って処理を間違えると、大変なことになってしまいます。だから、まず、校舎のナンバー2がクレーム処理に動き、それでも対応できないときは校長が「うちのナンバー2が勝手なことをして申し訳ありません」といって謝ります。たいていのクレームはこれで解決してしまいます。友人がご愁傷様といった背景に、クレーム処理の矢面に立たされるという実情があるんです。
だけど、いろいろな権限が与えられ、自分の思う仕事ができるようになり、苦労をやりがいが上回ります。実質的な校舎運営を任される役でもあるので、執行部員として、気が狂いそうなほど忙しい毎日をこれから過ごすことになります。そのため、このブログの更新頻度がかなりマチマチになってしまいますが、ご了承くださいませ。なるべく時間を見つけて書いていきたいと考えているので、今後もご愛読をお願いいたします!
Category : 塾業界動向&裏話新入講師に見覚えが!
2007-03-24 17:00:00
春期講習会真っ盛りではあるが、四月から入ってくる講師が顔を見せにやってきた。校長から紹介されたとたん、二人とも思わず「あっ!」といってお互いを指差してしまった。
「もんじ先生こんなところでなにやってるんですか!」
何をやっているといわれても、塾講師をやってるとしか答えようがない。新入講師は私の教え子だった。
通常、たとえばA塾のB校舎を卒業した生徒が大学生になり、A塾で講師をしたいと考えた場合、A塾は卒業生というだけで採用するケースが多いが、配属校舎はB校舎以外のところにする。これは卒業生を大切にすることで、塾のコミュニティの強化を図るとともに、講師が自分の地元で教えることによるデメリットを避ける狙いがある。
デメリットとは、「○○さんのところの息子さんって××大学よね。あの程度の大学の講師を雇っているなんてA塾はダメなんじゃないかしら」といった類や、「○○さんとは気が合わないから、息子さんにはお世話になりたくないわ」といったしがらみのことだ。他にも大学生を雇っていることを知られたくない学習塾では、出身をわからないようにするために、こういった措置をとるところもある。
では、なぜ、私の塾に入ってきた講師が教え子だったのか。答えは単純。私が以前勤務していた校舎の教え子だったのだ。うーん、なんか運命的なものを感じる。これからビシバシ塾講師の真髄を叩き込んでやろう。指がなる!(腕じゃないよ。笑)
Category : 塾業界動向&裏話いよいよ春期講習
2007-03-21 17:00:00
ついに春期講習が始まる。三月一日の都立の合格発表から今まで、受験で忙しかった先月までの疲れを癒すように、多少のんびりと業務をこなしてきたけれど、講習会が始まるとそうはいかなくなる。
実はこの時期、校長の腕が職員の忙しさを左右する。なぜかというと、一年間で最も講師が入れ替わる瞬間だからだ。学生講師で卒業する人は春期講習からいなくなるのが常だし、その他の人々でも諸事情で辞める場合はこのタイミングで辞めるのが通例だ。
講師が大量に辞めるということは、講師が大量に入ってくるのもこの時期だ。三月末から四月初めにかけて、多いところでは元いた職員の80%が入れ替わるところもあったらしい。
つまり、校長がこの時期に新しい講師を見つけてきてくれなければ、春期講習会は残った少ない職員で回さなければならず、一人の講師が一日12時間以上職務をこなさなければならないこともある。実際に私が経験した最も大変なスケジュールは、朝の7時半に出勤し、帰るのは夜中の1時前後というものだ。これが春期講習会が終わるまで続くのだから、我ながらよく体がもったと思う。このスケジュールを経験すると、つくづく人集めの上手な校長のもとで働きたいと真剣に考えてしまう。
Category : 塾業界動向&裏話受験が終わったばかりなのに…
2007-03-18 17:00:00
気がつけば三月も残り2週間を切った。入試が終わってやれやれ、と一息つきたいところだけど、目の前に春休みがどーんと待ち構えている。この時期は新学年を迎えるにあたって個人面談が集中する。名目上は新学年の方針を保護者に伝えるための制度だけど、塾側の意図としては春期講習を契機に他の塾に転塾しないようにする防止策の意味合いも強い。受験を控えた学年であれば、今が転塾の最後のチャンスといっても良いだろう。夏休み以降の転塾はどうしてもリスクが伴う。通っている塾に不安を抱いているなら、子どもの将来がこの一瞬にかかっていると思って真剣に塾探しをしたほうが良い。
春期講習会の日程は塾により多少異なるけど、おおむね4日間×2タームというのがオーソドックスなようだ。夏期講習に比べると短いけれど、塾にいる時間は6月や10月など普通の月に比べると多い。一日2教科を90分勉強すると、8日間で計24時間勉強したことになる。これは通常月の1ヶ月分の勉強時間に相当するので、保護者も生徒も無駄にするのはもったいないという気概で講習会に臨まないと、学力的な面から考えても、大きな差がつく時期となる。
Category : 愚痴、その他合格祝賀会
2007-03-11 17:00:00
小学生の祝賀会は先月。中学生の祝賀会は今日開催した。1~3万円程度の予算を組んで、普段は授業を行っている教室を模様替えして、ささやかなパーティーを開いた。
小学生の祝賀会では、ビンゴゲームをしたり、塾講師たちがお笑いライブを催したりしていれば、子どもたちは笑って楽しんでくれるから、こちらも気軽にお祝いをすることができる。
ところが、中学生の祝賀会は一筋縄には行かない。小学生には好評だったレイザーラモンのコスプレが、中学生では女の子から白い目で見られたりする。年頃の子どもたちには祝賀会のプログラムにも注意しなければならない。無難にビンゴゲームをして、学年のお調子者に何人か協力してもらって、馬鹿なトークをさせるのが最も盛り上がる。中学生はとにかく仲間内でおしゃべりに花を咲かせるような演出をこちらで行えば良いのだ。
しかし、最近は合格祝賀会を自校舎単独で開催することは少なくなっている。大手塾の中には遊園地を借りて全校舎でまとめてお祝いをしたり、祝賀会そのものを中止するところもあるようだ。競争が激化しているなかで、生徒と塾講師の恋愛トラブルを避けるための処置らしいが、祝賀会を中止された子どもたちには気の毒な感じがする。経営者の立場からすればこれは当然の措置だし、実際祝賀会がなくなったからといってどれだけの生徒が悲しむのか未知数だが、それでもずっと面倒を見てきた塾講師の立場からすれば、塾の卒業式は盛大にお祝いをしてあげたい。私の個人的な満足のためだけど、どうか変なトラブルは起こらないで欲しいと願う。
Category : 子供との接し方都立合格発表
2007-03-01 17:00:00
今日は都立の合格発表日だ。最近、都立のレベルが低下しているといわれているけど、独自作成問題を採用したあたりから、上位校のレベルは私立の難関高校に引けをとらないものになっていると思う。たとえば、一昨年は早大本庄に合格した生徒が日比谷高校に落ちたし、昨年は「駿台模試」で良い成績(偏差値60はコンスタントに超えていた)を残した子が及ばなかった。
私は文系の講師なので、英語の問題はどの高校のものでも入念にチェックするようにしているのだが、日比谷高校のものは慶応や早稲田の付属校と比較しても、十分解きづらいレベルのものだ。早慶の付属校では問題により精読を要するものが出題されるが、日比谷高校は平易な文章をとにかく大量に素早く読み取らなければならない。だから、英語が得意な人でも、早慶の問題は解けるけど、日比谷は時間が足りなくて散々な結果になることもよくある。
今年の都立入試はみんなよくがんばって、なんとか順当な結果になった。特に上位校を受験した子たちには、講師側も最近の反省を生かして、とにかく速読の練習を反復させたのが功を奏した。この調子で来年の受験も全員合格させたいものだ。
Category : 高校受験受験戦線の総括!
2007-02-25 17:00:00
塾講師の2006年がやっと終わった。高校入試では全滅した生徒はいないし、あとは都立の発表を待つだけだ。今年実感したことは、思った以上に中学入試のレベルが上がっていることだ。3年前までなら確実に合格するはずの偏差値を模試で叩き出していた生徒が全滅したり、受験倍率が思ったより高くなった中学校があったり、大学受験なみに志望校対策をしなければならない時代がやってきたことを実感した。
今までは、なんだかんだ言っても、志望校対策の授業を採らなくても開成や女子学院などの御三家には受かっていたものだが、そういった生徒も少なくなっている。
今回良い結果が出た生徒たちは小学3年生のころから塾に通い始めた子どもたちばかりだった。昔のように5年生から通っていては手遅れだし、4年生からでも多少厳しくなりつつある。
そういった現状を踏まえてか、大手塾の中には小学1年生から優秀生を囲い込むためのコースを設置するところが増えている。本気で中学受験を考えるなら、これからは小学校に入学するとともに、塾にも通い始めるくらいの気概を持たなければならないかもしれない。
Category : 高校受験ほぼ終戦
2007-02-20 17:00:00
中学入試は完全に結果が出たし、高校入試も都立入試を残して、それ以外はほぼ大勢が決した。都立高校は最近人気が回復傾向にあるようだけど、私が勤務している地域では私立高校の人気が衰えている気配はない。50人以上いる中学3年生の中で都立高校を第一志望にしている生徒は10人程度だ。私立高校志望で合格した連中は早速卒業イベントの計画を立てている。
この時期になると、都立志望の生徒を受け持っていない塾講師たちも気が抜けて、卒業していく生徒たちをどんなイベントで送るか、あれやこれやと意見を出しあっている。
塾の卒業イベントは全校でまとめて実施するところもあれば、校舎ごとに校長が中心となってイベントを開催するところもある。うちは後者の方で、今年は身長168cm(自称)、体重120kg(推定)の友人が幹事を勤めることになった。とはいっても、うちの校舎のイベントは大体決まっている。校長がギター片手に長渕を歌ったり、職員がお金を出し合って買ったプレゼントをめぐってビンゴ大会を開催したりと、ありきたりなやつだ。
毎年参加している身からしたら、こんなので生徒が喜ぶのか甚だ疑問を感じるのだが、これがまたなぜか生徒には大人気だ。特に校長の長渕には、卒業生一同大盛り上がりになる。普段あまり頼りのない校長だけど、こんなときにはすごく役立つものだ。
Category : 高校受験私立高校の受験真っ盛り
2007-02-12 17:00:00
2月10からの数日間は東京の私立高校の多くが入試を実施する天王山だ。私が勤務している地域は都立高校よりも私立高校を目指す生徒が多いので、実質高校受験の天王山でもある。特に早慶の付属校を目指している生徒は2月9日の早大本庄をはじめ気の抜けない日々が続く。
しかし、最近の高校入試は、5年前に比べて受験における経済格差がかなり開いているように思う。比較的余裕のある家庭は私立高校を平均5校(東京都以外の私立高校を含む)程度受験するのだが、そうでない家庭は1校、多くても推薦入試と合わせて2校程度に絞る傾向が強い。これでは受験計画を立てるときに選択肢は限られてしまう。
まぁ、高校で最終学歴が決まるわけじゃないし、ましてや人生が決定的なものになるわけじゃないけど、資金力のハンデは大きく感じる。
と、受験の真っ最中にこんなことを述べるのは不謹慎だね。生徒たちには、今は目の前にある受験に向かって全力を尽くしてがんばってほしい。日本政府も教育改革に力を入れるみたいだし、「何とかなるさ」と思って、2ヶ月後の新しい生活を手に入れよう!(←結構、無責任な発言かも…、ごめんね。まあ、先生もダメダメってことで許して。汗)
Category : 高校受験最後の合格者!
2007-02-09 17:00:00
首都圏で私立高校入試が本番を迎え始めた時期だけど、今日、うちの塾で最後の中学受験の合格者が出た! 慶応中等部の合格発表があったのだ。これで今年の中学入試は終わった。例年になく、明暗がはっきり分かれてしまった学年だったけど、今後もがんばって欲しい。
詳しい戦績は書くのを控えるけど、御三家レベルから偏差値40前後の学校まで、第一志望に合格できた生徒は7割くらいいる。他の塾がどの程度か分からないけど、この数字は結構良い数字だと思う。第二志望まであわせれば8割以上の子どもたちが合格したのだから、全体的には満足のいく数字かもしれない。
しかし、残りの2割の生徒たちには申し訳ない気持ちがこみ上げてくる。今年は全滅も多かった。僕が進路相談を受けるときは全滅を避けることを念頭に置くけど、塾講師の中には違った考えを持っている人もいる。チャレンジしてみての結果だから、一言に悪いとはいえないが、全滅の生徒に声をかけるのは難しい。
「先生、高校受験でもお世話になるから、ビシバシ鍛えてよ!」
明るくこういってくれる生徒もいるけど、実際には他の塾に転校する生徒も多い。
残ってくれた生徒に、三年後は笑える結果を送りたいと思う。
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