最後の合格者!

2007-02-09 17:00:00

首都圏で私立高校入試が本番を迎え始めた時期だけど、今日、うちの塾で最後の中学受験の合格者が出た! 慶応中等部の合格発表があったのだ。これで今年の中学入試は終わった。例年になく、明暗がはっきり分かれてしまった学年だったけど、今後もがんばって欲しい。

詳しい戦績は書くのを控えるけど、御三家レベルから偏差値40前後の学校まで、第一志望に合格できた生徒は7割くらいいる。他の塾がどの程度か分からないけど、この数字は結構良い数字だと思う。第二志望まであわせれば8割以上の子どもたちが合格したのだから、全体的には満足のいく数字かもしれない。

しかし、残りの2割の生徒たちには申し訳ない気持ちがこみ上げてくる。今年は全滅も多かった。僕が進路相談を受けるときは全滅を避けることを念頭に置くけど、塾講師の中には違った考えを持っている人もいる。チャレンジしてみての結果だから、一言に悪いとはいえないが、全滅の生徒に声をかけるのは難しい。

「先生、高校受験でもお世話になるから、ビシバシ鍛えてよ!」

明るくこういってくれる生徒もいるけど、実際には他の塾に転校する生徒も多い。

残ってくれた生徒に、三年後は笑える結果を送りたいと思う。

Category : 中学受験

ほぼ最終決戦!

2007-02-03 17:00:00

主要な中学校の入試は今日でほぼ終了する。多くの受験生にとっては最後の中学受験日だ。もちろん慶応中等部のように、まだまだ結果が出ないところもあるけど、この最終決戦に敗れると全滅という生徒もいる。

ここまで来ると、生徒間の明暗ははっきり分かれている。1日の入試で本命に成功した子どもたちは気軽に残りの受験を楽しんでいるが、1日、2日と失敗し続けている生徒は、プレッシャーで押しつぶされそうな状態で、今にも緊張の糸が切れてしまいそうな奴もいる。

塾講師の仕事は、普段は学力を向上させることが最優先だけど、いまは心のケアに精魂を注ぎ込まなければならない。

「高校や大学受験でがんばる気力があるなら適当に受けて来い。それが嫌なら泣いてでも合格して来い!」

アドバイスの言葉は生徒の性格にもよるけど、現実から目をそむけさせないようにすることが大切だと思う。12歳とはいえ、現実逃避をしていい場面としてはいけない場面の区別くらいはつくはずだ。もし中学受験に失敗したら、高校受験で必ずがんばらなければならない。しかし、中学受験で失敗した理由を自分の外に求めて、がんばれなくなってしまう生徒もいる。成功したらいうことなしだけど、失敗したときのために、泣き面に蜂を与えるような言葉も必要かなと思う。失敗し続けている生徒は、これを機に強くなって欲しい。

Category : 中学受験

決戦!

2007-02-01 17:00:00

朝5時に目を覚まし、7時前に都内私立中学校の校門前で決戦に向かう生徒を待つ。背中とおなか、足の裏にカイロを貼り付け、上腕に学習塾の名前が入った腕章をつける。生徒たちは1月入試を経験しているとはいえ、やはり本番は緊張感が異なるものだ。

集合時間の1時間前。気の早い生徒がやってきた。ずらっとホストのように立ち並ぶ塾講師の群れに最初は驚いた様子だったが、私の顔を見つけると笑顔で走りよってきた。息が白くなるほど寒い朝だったが、しっかりと素手で彼女の手を握った。

「合格して来い! お前が落ちたら全員落ちて学校が破産するぞ!」

と軽い冗談を飛ばしつつ、激励した。生徒は「全員落ちるわけないじゃん!」と、冷静な突っ込みを入れた。十分落ち着いているようだ。

実は毎年、私はこのように冗談をまじえて声をかけるようにしている。緊張は声を出すことによって解ける。生徒を笑わせたり、反論させたりして、声を出させることで緊張が解けたらと考えているからだ。

今日の生徒は冷静に返答し、試験が終わったあとに感想を聞いたが、やはり緊張はしていなかった。これが緊張して手が震えるような状態だと、私が冗談をいっても、「はい」「いってくる」「うん」といった、短い言葉で答えるのがやっとで、まともな会話が成り立たない。そういった生徒は手を握って、目線の高さを同じにして、5分くらい語りかけるようにしている。あまり長時間引き止めておくと、それはそれで問題は起きるので、生徒を引き止める時間には十分に注意しておく必要はあるが、この時間は受験結果を左右する重要なポイントだ。

 

ちなみに、門前激励は生徒を激励することが最重要だが、他塾と競争し、勝たなければならないこともある。こういった裏話は受験が落ち着いたらあとで…。

Category : 中学受験

いざ、出陣式!

2007-01-27 17:00:00

いよいよ2月1日、決戦の日が近づいてきた。大抵の学習塾は1月の28日から30日にかけて出陣式を執り行う。内容は多少異なる部分もあるが、塾講師が訓示を述べて、最後に全員で大声を挙げて「絶対に合格するぞー!」といった内容の掛け声をするのが一般的だろう。この時期になると、生徒たちも1月入試を経験した効果もあり、多くは肝の据わった良い目をしている。

「試験中に緊張して頭が真っ白になることほど馬鹿らしいものはない。緊張するなら、いまこの瞬間にしろ! 俺がお前らの緊張を全部食ってやる!」(体重150kgの塾講師)

「分からない問題が出てきたら、鉛筆を頭の中で転がせ。どうせ分からないなら、分かる問題からやるようにしろ。間違っても試験中に先生のことを思い出してうっとりするなよ!」(イケメン塾講師)

生徒たちにすべて先生のいうことに『はい』と答えろと前置きした上で、「死ぬほど勉強したか!(はい!)合格したいか!(はい!)お前らは合格できる!(はい!)絶対に合格できる!(はい!)俺のことが大好きだ!(えー!)」(頭髪の薄い中年講師)

まぁ、激励の仕方は人それぞれだけど、生徒たちの緊張を良い意味で保ちつつ、余計なものは取り払うような激励が多い。運命の2月上旬、一週間後に笑って会えることを祈るばかりだ。

Category : 中学受験

最近増えた相談…

2007-01-14 17:00:00

まぁ、毎年そうだけど、1月になって慌てて勉強をまじめに始める生徒がいる。最後までまじめにならない生徒に比べればマシだけど、残り1ヶ月を切っているのだから、手遅れといえば手遅れだ。そんな生徒に限って、親同伴で勉強の相談にやってきたりする。

「先生、あと2週間で成績がアップする勉強法を教えてください。睡眠時間をいくら削ってもやらせますので、お願いします」(母親)

「お願い、先生」(生徒)

親子で口をそろえて「お願い」といわれても、そんな方法はない。でも、無下に「あきらめろ!」とはいえないし、気休め程度に成績を伸ばす方法はある。

「社会に力を入れましょう。特に歴史を覚えまくってください。その他の科目に関しては、感覚を忘れない程度に、過去問題を解くようにしておきましょう」

毎年、我ながら同じアドバイスをしているなぁ、と思うのだが、これが一番理にかなった方法だと思う。最後に追い込みをかけることができる教科は社会だ。その中でも、歴史は入試に出題される範囲が学校によってある程度予想をつけられるので、ヤマを張って勉強するにはちょうどいい。

過去に、「外れても責任は持たない」と前置きをして、大まかにヤマを張ってあげると、それが入試本番で出て、大いに感謝された。外れても恨む人間はそうはいないので、社会を教えている塾講師としては、こんな形で相談には乗るようにしている。

ちなみに、私がヤマを張って的中した確率は10%に満たない程度。そう簡単には当たりません。でも、当たったら本当にものすごく感謝されるんだよ。詐欺みたいだよね。いいのかな(笑)

Category : 中学受験

いよいよ一月入試!

2007-01-06 17:00:00

もうすぐ冬期講習会が終わる。いよいよ一月入試の季節だ。

今年のトップバッターは1月8日の中学入試の函館ラサール受験者だ。もう明後日から灼熱の一ヶ月間が始まる。1月10日には合否の結果がわかることを考えると、こちらもドキドキしてしまう。函館ラサールが終われば、千葉県、埼玉県の中学校を中心に本格的な一月入試の期間になり、ほとんどの小学6年生たちが一度は受験を経験する。

5年くらい前までは、一月入試をしない受験生も珍しくなかったけど、最近は必須の状態になっている。2006年の平均受験校数は約6校で、一昔前に比べると2倍以上伸びている。これは保護者たちの経済的な余裕もあるだろうが、上昇志向の高さも表れているのだろう。

受験校を決める面談時に、最近は一月入試である程度通える学校を確保しておいて、2月の本番では高い目標の学校を中心に受けるスケジュールを希望する親が増えている。格差社会がどうのとテレビを賑わしているけど、親はそのあたりにも敏感なようだ。「どこでもいいから私立」というスタイルから「できるだけよい学校」に通わせたいと願う親が増えている。

さあ、今年の受験結果はどうなるのだろう。一年でもっとも熱い季節であるとともに、塾講師にとっては目も回るほど忙しい時期になる。なぜ、忙しいのかは、今月のブログにご注目を!

Category : 中学受験

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