合否判定について

2006-12-14 17:00:00

主な学習塾が主催するテストの結果も出てきた今日この頃、志望校&受験スケジュール決定のニュースが毎日のように飛び込んでくる。受験校を決める際に基準とするのは、9月から12月にかけて行われるテストの平均点と、合否判定のランクだが、意外に親たちが知らないのが、合否判定のシステムだ。
 
例えば、2004年に発売された学校案内でA中学校の80%合格偏差値が48だったとする。しかし2006年のテストで48を取れば合格偏差値が80%になるのか、というと決してそういうわけではない。模擬テストの合否判定は、その中学校を第一志望に選んだ生徒たちの点数と分布によって、テストごとに変化している。だから、同じ種類のテストを受けても、9月のテストと11月のテストでは、80%合格の偏差値は多少変化するものだ。それに、この基準は、例えば四谷大塚が主催するテストなら、そのテストを受けた子どもたちの間だけの確率で、SAPIXや日能研のテストを受けた生徒たちの成績は加味されていない。
 
受験をするときに「複数の種類のテストを受けたほうが良い」といわれるのは、こういった理由からだ。それに、模試には特徴があり、偏差値48の学校を志望している生徒たちが集まる模試もあれば、御三家を志望する子どもたちがあつまるテストもある。自分の子どもにあったテストを受けさせることが大切だ。

Category : 塾業界動向&裏話

失敗! 眠くなっちゃった

2006-12-11 17:00:00

クリスマスシーズン到来!この前、ハンズに野暮用で出かけたら、クリスマスツリーが山のように飾られていた。ということで、私も授業をクリスマスモードに変えて、英語のクリスマスソングを使った授業をやることにした。一口にクリスマスソングといっても、CD屋にいけば棚1列がそれで埋まっているのは当たり前、中には棚丸ごとクリスマスソングが並んでいるショップもあった。
 
いろいろと迷ってしまったが、とりあえず私が一番好きなビートルズの「merry  christmas」を使おうと思い、手をビートルズの棚に伸ばした。ところが! ない!\( ̄□ ̄;)/クリスマスソングの棚すべてを探しても、「merry  christmas」という曲が入ったCDがない!!仕方がないので、急遽カーペンターズのクリスマスソング集を買い、「silent  night(きよしこの夜)」を使うことにした。
 
ここまでくれば、なぜ今日のタイトルに「失敗!」がついているか予想できる人もいるよね。「きよしこの夜」だよ、我ながらなんでこの曲を選んだときに、授業の様子が想像できなかったか不思議だけど、まあ、案の定というかなんというか、子守唄に呼び寄せられた睡魔の犠牲者が多数発生。楽しいクリスマスっていうより、安らかに眠るクリスマスになってしまった。授業が終わった後に同僚にその話をして、「ビートルズのmerry christmasがあればなぁ」と愚痴ったら、「それ、ジョンレノンのwar is overだよ」っていわれて撃沈。見つかるわけがないはずだ。

Category : 愚痴、その他

学校の先生はつらいよ

2006-12-07 17:00:00

仕事上のつきあいで友人になった学校教師と飲みにいった。お互い学校と塾という差はあるが、同じ年代の生徒を指導する職業だ。話題は自然と今の中学生に関するものになった。私が「最近の中学生は自由というか、わがままというか、怒られた経験のない奴が増えていますよね」というと、学校教師は「怒れない教師も増えているんですよ」と答えた。
 
怒れない教師が増えている…、教師といったら怒るのが仕事のようなものなのに、これはかなり致命的な欠陥なのではないだろうか。教師は続けた。「昔だったらどう怒ってよいか分からなくなったら、グーで拳骨ができたんだけど、今は生徒に触れることすら躊躇してしまいますよ。理不尽に怒鳴りつけでもしたら、保護者が学校に乗り込んでくる時代ですからね」そういえば、新宿区の若い女性教師が保護者からの圧迫に耐えられなくなって、自殺したという悲しいニュースがあったが、それも昔では考えられない事件だ。
 
ひょっとして学校改革うんぬんの前に、親を改革しないといけないのではないだろうか。学校の指導力低下と家庭の指導力低下は、傍から見ていると密接な関係があるような気がしてならない。今、教育基本法が改正されているけど、同時に親の指導力に関しても議論をして欲しいと思う次第であります(←微妙に弱気。本音は親がちゃんと子どものことを考えてくれると、塾講師としても仕事がしやすくなるから)。

Category : 愚痴、その他

あぁ、時代は変わったもんだ

2006-12-03 17:00:00

今、私は定期的に非常勤講師として一般の中学校で授業をしている。なぜ、塾講師が中学校で授業をするのか、疑問に思われる人も多いだろうが、なぜか最近この手の仕事が増えている。中学校側は学力低下の防御策として、塾の学習指導力に注目しているらしい。
 
うーん、時代は変わったものだ。私が中学生のときは、学校の先生が「塾にいく奴はバカだ。学校の勉強だけでは理解できないってことだからな。塾に通っている奴ら、お前らは恥ずかしい奴らだぞ!」と、今だったら懲戒免職だけでは済まないような暴言を吐いていた。学校と塾といったら犬猿の仲以上の仲の悪さだったのに、今では仲良く手を取り合っていきましょうってなってるんだもんなぁ。
 
そういえば、教師養成のための大学院大学も、学習塾が経営しているところが多い。最王手の某ゼミナールは、教師派遣の仕組みまで作って学校にビジネスの手を伸ばしている。まぁ、この傾向は悪いものじゃないし、ソフトバンクが大学経営に乗り出すことを考えれば、こういったことを実行する企業は今後ますます増えてくるだろう。そのうち先生はすべてプログラミングされたアンドロイドっていう時代も来るかもね!

Category : 塾業界動向&裏話

慶應に薬学部が誕生!

2006-11-27 17:00:00

ニュースにも流れたように、なんと慶應義塾大学に薬学部が誕生する!
共立薬科大学との合併による設立だ。母校が順調に発展しているのは、なんともうれしいものだが、この先、大学はどうなっていくのだろうか。

今回、合併に踏み切った背景には少子化の影響があると、ニュース番組や新聞が報道していた。これから学生の数が減り、大学全入時代に突入すると、大学に魅力がなければ生き残れないといわれているのは周知の事実だ。慶應は薬学部を創設し、押しも押されもせぬ総合大学となることで、この少子化の時代を乗り切ろうとしている。
共立薬科大学の方も、ブランド力の面から慶應と合併したほうが、学生を集めることができ、合併は生き残るためには良い選択肢となっていた。両者の思惑が見事に一致して、今回の合併となったのだ。
この流れは今後加速していくことが予想される。学生の数が減った以上、今の大学の募集定員や数は多すぎる。生き残れない大学は、他の大学と連携するか合併しなければ、廃校とならざるを得ない。
次は早稲田に医学部でも誕生するのか!!

Category : 大学受験

「祝! 大学合格!」

2006-11-20 17:00:00

今日、3年前に高校受験をした教え子がひょっこりと塾に顔を出した。月日が経つのは早いもので、大学入試の結果を知らせに来たのだ。といっても、推薦入試の結果だ。
そういえば、1月にある高校の推薦入試と異なり、大学の推薦入試は今頃がピークを迎える。

もんじが受験したころは、推薦入試の枠も狭く、一般入試の方が個人的には簡単だと考えていたが、最近は少子化のためか、指定校推薦などを利用して学生の確保を図る大学が多いらしい。卒業生も指定校推薦を使って見事合格を手にした。
塾のカウンターでうれしそうに試験のときの様子を語る笑顔は、いつ見ても良いものだ。講師室に質問に来ていた小学6年生が、大学合格の話を聞いて羨ましがっていたのも、この時期の風物詩といえるかもしれない。

さあ、年が明ければ、本格的な小学生や中学生の受験が始まる(もちろん大学生も)。12月は塾講師にとって一年で一番忙しい月となるが、今年は幸先の良い知らせが入ってきたので、良い年の瀬となってほしいものだ。

Category : 大学受験

塾講師の必需品

2006-11-14 17:00:00

塾講師の必需品、それはテキストでも、参考書でもない。シャチハタとポケットティッシュだ。
保護者向けの報告書、宿題チェックの証、給料明細書の受け取り確認、連絡帳への捺印など、印鑑を使用する場面が多い。朱肉を使って捺印するのはかなり面倒な作業となる。だからシャチハタを使ってパッパッパーと済ますようにするのが、賢い方法だ。それに、シャチハタがあると、うるさい子どもを注意するとき、手の甲に捺印して黙らせたりすることもできるので、結構、重宝している。

では、ポケットティッシュがなぜ必要なのか。
塾は子どもが通っている。しかも小学3年生や4年生など、幼い子どもも多い。さらに今は季節の変わり目だ。体調を崩し、鼻をぐずらせる生徒が増える。
「せんせーい、鼻水が出てきたぁ」
と、素っ頓狂な声で、報告してくる子どももいる。
「手で拭け!」と昔、生徒にいったら、親から電話がかかってきた。
「先生の塾には、ティッシュもないんですか!」
うーん、いいたいことは分からないでもないが、クレームを出すほどの内容なのだろうか。

ま、何はともあれ、クレームに対処するのが、塾講師の仕事でもある。その出来事以来、私はポケットティッシュを手放せなくなった。

Category : 愚痴、その他

志望校選びは修羅場?

2006-11-06 17:00:00

新入生獲得で忙しいこの時期に、受験学年を担当している講師には、生徒の受験校決定という大事な面談がある。毎年、いろいろな出来事が起きるが、今年はどうなるだろう。

去年、中学受験の面談をしたときは、目の前で親子喧嘩が始まった。

「あんたはお母さんのいうとおりに受験しなさい。お金を出すのはお母さんなんだからね。○○学院以外はお金を出しません」
神経質そうな母親がきつい口調で娘にいった。
「お金を出すのはお父さんでしょ。なんでお母さんのいうとおりに行動しなきゃいけないの!私は○○学院よりも△△学園にいきたいの!」
娘も母親に負けず劣らず、敵対的な口調で返す。
こんなやりとりがしばらく続いた後、ついに娘は泣き出してしまった。
面談室の外からは校長が心配そうに様子をうかがっている。
私は内心、こんなやりとりは家でやれよ、と思いつつ、
「お母さん、とりあえずですね、○○学院を2月1日に受験して、2月2日と4日を△△学園を受験するスケジュールを考慮しませんか。2月3日に××を抑えとして受けましょう」
と、両方の言い分を満足させる受験日程を提案してみたが、母親は娘をにらみ、娘は泣きながら母親をにらみ返している。校長は外でおろおろと右往左往中。

その子の受験結果は、○○学院、△△学園ともに不合格で、抑えとして受けた××だけが合格となった。私は校長と「(親は)子どもが受けたい学校を気持ちよく受けさせてあげる努力をしないといけないね」と、その子の受験結果を見ながら、話し合った。
中学受験は精神的な要素が大きく結果を左右する。今年はどんなドラマがあることやら。

Category : 子供との接し方

文化の日なのに補習授業

2006-11-03 17:00:00

世間は今日から三連休。でも、学習塾のカレンダーには三連休という文字がない。文化の日は小学5年生の補習授業、土曜日は各種イベント(テストなど)と中学生の英語、日曜日は受験生用の特別講座。この時期、目が回るほど塾は忙しい。
塾の新学期は、小学生なら来年の2月、中学生なら3月からスタートするケースが多い。ちょうど受験が終わる時期に、受験学年以外は新学期がスタートする仕組みだ。
その影響もあって、11月から1月にかけて多くの塾は新入生獲得のための電話がけや無料テストを実施する。私が勤務している塾も例外ではない。

この前、テストを受けた小学3年生の家庭に、勧誘の電話をした。
「お子様の成績なら、今から塾に通い始めれば、御三家も夢じゃありませんよ!」
実際には厳しいテスト結果だったが、こちらにも営業ノルマがあるので、ほめ殺し作戦に出た。
「あぁ、お兄ちゃんも同じようなこといわれましたけど、あの成績ですからねぇ。お世辞は結構ですよ」
いきなり撃沈。二の句を告げなくなった私は、しどろもどろに「でも、可能性は本当に高いと思うんですよ」と無責任な発言を繰り返しながら、電話を切った。もちろん相手に対しての訴求力は皆無に等しい状態だ。

結局、お兄ちゃんも通っているからという理由で、その子は入塾が決まったが、なんとも微妙な気分だ。今度から電話をするときは、兄弟生の状況も事前に調べておこう。

Category : 高校受験

学習塾のポジショニング

2006-11-01 17:00:00

こんにちは~。もんじです。塾講師を始めて早七年。ついにブログを書き始めることになりました。今までの経験と、これからの経験を活かして、みなさんの受験をサポートできるようなブログを書いていくので、よろしくお願いします。
さて、記念すべき第一回の記事ですが、……何を書きましょうか?( ;^_^A
やっぱり、まずは学習塾の特徴についてですかね。
栄光ゼミナール、早稲田アカデミー、SAPIX、日能研、市進学院、TOMASなど、私が住んでいる東京には、星の数ほど学習塾が存在します。でも、カテゴリ別に塾を分類すると、特異な塾がたくさんあるわけじゃないんですよね。
 
 
ざっと、各学習塾のポジションを書き表してみました。
それぞれ特徴がありますよね。SAPIXや日能研、早稲田アカデミー、市進学院は合格実績をウリにしている塾です。TOMASは個別指導の受験指導塾、明光義塾は個別指導の補習塾というように、同じ個別指導でも目指しているところは異なります。栄光ゼミナールは、受験指導・学習指導、どちらにも対応できるシステムを持っていますね。
これらのポジションで、各学習塾の良い、悪いを判断することはできません。それぞれに得意分野があるので、自分の目指している方向性に合致する塾に通うことが大切です。
ちなみに、もんじは大学時代は学習補習塾、現在は受験指導塾で働いております。

まだまだ、書きたいことは山ほどありますが、とりあえず今日はここまでにしておきます。
何か受験に関する質問等ありましたら、気軽にご相談ください。(←いつも保護者に対して言っている言葉。笑)
 

Category : 塾業界動向&裏話

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